小山市議会は令和4年6月7日に開催され、今後の市道維持管理、骨髄バンク登録者の減少、地域おこし協力隊の活動について議論が交わされた。
市道の維持管理に関して、道路課では延長約1,433キロメートルの市道を保守し、パトロールによる修繕箇所・危険箇所の情報収集を行っている。市民からの通報も取り入れ、舗装損傷、側溝の破損等、多岐にわたる問題を受け付けており、令和3年度には1,489件の通報が寄せられた。現場対応は業者に委託され、直営による軽微な修繕は速やかに行われるとされる。未来の効率的維持管理には、小山建設業協同組合との連携も検討されている。
一方、骨髄バンクの登録者数はピーク時から減少が続き、特に若者世代の新規登録促進が求められている。市では、県の協力のもと、大学や専門学校への啓発ポスター掲示を行い、SNS利用による情報発信も進めるとのことで、登録者数の増加を図る考えが示された。
地域おこし協力隊の活動は、これまでに渡良瀬遊水地の観光化や農泊事業の推進に貢献してきた。隊員のマッチングミスを防ぐため、総務省の新制度を活用することや、地域側のニーズを確実にキャッチすることが今後の重要な方針とされる。