令和4年第5回小山市議会定例会が開催され、市政一般質問が行われた。主な議題には、不登校生徒への対応や、ネーミングライツの検討、教育行政の進展が含まれている。
初めに、森田晃吉議員は教育行政の中での不登校生徒への支援について質疑をし、現状を把握する重要性を強調した。教育長の濱口隆晴氏は、様々な支援策を講じていることを説明し、各学校での人間関係の構築や授業づくりを通じた魅力ある学校づくりに取り組んでいると述べた。
続いて、森田議員はネーミングライツについても言及し、収入確保の手段としての有効性を指摘した。坪野谷総務部長は、導入に伴う住民の理解を得る必要性を述べ、市民の意見を反映しながら進める方針を示した。
また、豊田南小の跡地利用について、今後の方向性が問われ、浅野市長は地域活性化を念頭に置いた利活用策の検討を進めていると述べた。
一方で、コロナ禍を受けた健康問題も取り上げられた。特に、田中翔子氏からは子宮頸がん予防の9価ワクチンに関する質問があり、厚労省の検討状況などを踏まえた助成の可能性が問われた。小林典子保健福祉部長は、助成への前向きな検討を示し、今後の計画についても言及した。
さらに、骨粗しょう症の予防策についても考察され、健康診断を通した運動や栄養の重要性が強調された。各自に役立つ情報提供が進められることも期待される。