令和3年第3回小山市議会定例会が9月2日に開会され、市政に関する重要な議案が上程された。
本会議では、29名の議員が出席した。議長の福田洋一氏は開会に際し、議員の出席に感謝の意を示し、議会の運営において新型コロナウイルス感染防止対策を講じることを強調した。また、今回の定例会では、令和3年度に関する一般会計補正予算や決算の認定、各種議案の審議が行われることが報告された。
市長の浅野正富氏は市政一般報告において、新型コロナウイルス感染状況についての厳しい現状を述べた。特に、8月からの急増する感染者数やワクチン接種の進捗について報告し、941件のワクチン接種を完了したことが強調された。市では、ワクチン接種の促進を図るため専任職員を増員し、スムーズな接種体制の構築に取り組んでいる。
次に各部長が議案について説明を行った。特に議案第70号では、令和3年度一般会計補正予算として6億5,820万円の追加が提案され、総予算が666億897万円に達することが報告された。篠崎佳之議会運営委員会委員長は今期定例会の会期を28日間と決定したことを報告し、特に市民生活部が進める学童保育館条例の改正についても言及された。
この日の会議ではまた、監査委員から監査結果の報告も行われた。監査した結果、様々な会計が適正に執行されていることが確認された。特に、一般会計の歳入は900億3,291万2,000円で、歳出は878億4,976万1,000円に達し、前年度に比べ大幅な増加が見込まれた。監査委員の藤沼千春氏は、基準挙行の結果を誇り高く評価しつつ、今後の財政運営に関する適切な意見も述べた。
最後に、髙橋剛氏を固定資産評価審査委員に選任する議案や、大森武男氏を公平委員会の委員に再任すること、及び大橋雅子氏を教育委員会の委員に任命する議案がいずれも承認された。議長は次回の日程を報告し、全日程を終了することを宣言した。