小山市議会の令和3年第4回定例会が12月6日に開かれ、様々な市政一般質問が行われた。
特に、新型コロナウイルスワクチンの追加接種については市長や保健福祉部長が回答した。追加接種は、2回目接種完了から8か月経過後に接種が行われ、今後ファイザー社やモデルナ社のワクチンを用いる計画である。また、12月以降も1回目および2回目の接種希望者には市内医療機関で接種できるとのことだ。
一方、子宮頸がん予防ワクチンの接種率向上のためには、情報提供と適切な対応が鍵とされており、特に学校などでのリーフレット配布が効果を上げていることも指摘された。さらに、敬老祝金の支給事業についても議論されており、高齢化社会に対応した制度の見直しが求められる中、満77歳以上の方への支給対象年齢引き上げが提案されている。
医療機関への移送サービスに関しては、社会福祉協議会が実施する「外出を支え隊」活動が紹介され、ボランティアの協力により高齢者の通院支援が行われる現状が報告された。これにより、地域内の高齢者支援が強化されつつある。
本議会では、国民健康保険税の均等割の軽減についても言及があり、来年度から未就学児の均等割が軽減される方向で準備が進められていることが確認された。市が進める取り組みには、今後も注目が集まるだろう。