令和5年第4回小山市議会定例会が9月27日に開催された。議案第56号から第79号までの件が審議され、多くの議案が可決される重要な会議となった。
この会議では、特に第71号から第79号までの議案が注目を集め、各常任委員会の委員長がそれぞれの報告を行った。総務常任委員会の土方美代委員長は、議案第72号の小山市職員の特殊勤務手当に関する条例改正について、過去の協議の経緯を説明した。特に、特殊勤務手当がどのように支給されるかについて、執行部から詳細な答弁があった。
次に、議案第73号の小山市税条例の一部改正が話題に上った。反対意見を表明した平野正敏議員は、「森林環境税の導入は市民に逆進的な影響を及ぼす」と指摘した。また、軽自動車税の賦課徴収に関しても議論が交わされた。執行部からは、これに伴う税制改正の内容が明らかにされ、特に不正行為への対応策が強調された。
議案第76号については、教育経済常任委員会の佐藤忠博委員長が説明を行った。小山市立博物館の条例一部改正が原案通り可決される運びとなり、市の教育活動への支援が今後も期待される。さらに、議案第79号は建設工事請負契約の締結に関するもので、執行部は必要な工事内容を詳細に説明した。
最終的に、各議案に対する質疑が行われ、多くが賛成多数で可決された。質疑終了後、特に注目された議案第60号については、さらなる調査が必要であるとの理由から、閉会中の継続審査が決まった。
議長の篠﨑佳之氏は、出席した議員全員に対して感謝の意を表し、議会は全議事を終了させた。市民生活に関する重要な決定がなされただけでなく、引き続き慎重な運営が求められるとの考えが強調された。今回は、様々な施策の審議が行われ、今後の政務運営に注目が集まる。