令和6年第1回小山市議会臨時会が開催された。
今回の臨時会では、議案第1号として令和5年度小山市一般会計補正予算(第6号)が審議され、可決された。特に、歳入歳出予算に4億108万円を追加し、総額754億9,418万円の予算規模となる。予算に関する詳細は、吉澤安理財部長による説明が行われた。
吉澤部長は、「今回の補正予算は、国のデフレ完全脱却に向けた総合経済対策の一環として、個人住民税の均等割が課税される世帯への給付や、低所得の子育て世帯への加算給付を行うためのものです」と述べた。
さらに、議案には間々田北、網戸、もみじ各保育所の代替施設の賃貸借に伴う債務負担の追加も含まれている。特に、住民税均等割のみ課税の世帯には、10万円の給付が行われ、その財源として国庫補助金も増額される予定だ。
この補正予算案は、一部関係部門の協力を得ながら、迅速に対応されることが求められている。篠崎佳之議長は、臨時会の開催に際し、出席した議員らに対し、温かい感謝の意を表した後、「市民の負託に応えられるよう、適切な議決を行ってほしい」との旨を強調した。
出席議員は27名であり、欠席は細野大樹議員の1名のみであった。また、議会運営にかかる詳細は、苅部勉議会運営委員長が報告した。議長および委員長の報告に対し、異議はなく、全体としてスムーズに審議が進められた背景も注目される。