令和3年第2回小山市議会定例会が、6月3日に開かれ、新庁舎での初の会議となった。
新庁舎の開庁に際し、福田洋一議長は、議員への感謝と共に、市民の期待に応えるための意義を強調した。
また、今回の定例会では、一般会計の補正予算案や各種条例の改正案など、重要案件が議題として上程された。
まず議案第54号の一般会計補正予算において、14億8,857万8,000円の追加が提案され、予算総額は658億5,920万5,000円となる見込みである。これには、新型コロナウイルス感染症対策としての低所得の子育て世帯への給付金支給や、ワクチン接種体制の強化が含まれるという。
さらに、議案第61号では、小山市立体育館の整備に関する契約変更が提案され、国の補助金が活用されることで、事業費の一部変更が行われることになった。これにより総事業費が減額される見通しで、行政の効率的な運営が期待される。
次に、議案第65号では人権擁護委員の後任推薦について、野澤容子氏が推薦された。これに対し、議員から特別な意義や期待が寄せられている。さらに、議案第66号及び第67号の専決処分についても慎重に審議され、承認される運びとなった。
また、議長は議会の運営について感染防止対策を継続する旨を報告しており、今後も市民の安全を最優先に考える姿勢が表明された。
この定例会を通じ、市民との信頼関係強化や議会活動の透明性確保に向けた取り組みが、各議案を通して今後も継続されることが重要視されている。