令和3年第1回小山市議会定例会が2月16日に開会した。
本会議では、出席議員28名により、重要案件の審議が行われた。
特に、市長の報告は新型コロナウイルス感染症対策に関する取り組みや、各市政案件に関する内容が盛り込まれていた。
浅野正富市長は、ワクチン接種事業をはじめ、各種施策の詳細について説明し、特に新型コロナウイルス対策の強化に努めることを強調した。
市では、「小山市ワクチン接種対策チーム」を設置し、市民への円滑なワクチン接種実施に向け準備を進めている。
この事業に関連し、青木美智子議員が高齢者移動支援事業に関し、継続的な移送支援の必要性を質問した。
浅見貴幸保健福祉部長は、タクシー運賃の助成を行い、高齢者の健康維持を支援する考えを示した。
また、青木氏からは、高齢者施設へのPCR検査の広がりや接種体制についての質問もあった。
これに対し、浅見部長は今後の支援策や体制整備について言及し、検討を進める意向を示した。
次に、議案についても審議が行われ、新型コロナウイルス感染症に関連する補正予算が全会一致で可決した。
この補正予算は、ワクチン接種体制の整備等に充てられ、計9億7,500万円を全額国からの支援金で賄う方針である。