令和4年9月5日、小山市議会は第三回定例会を開催し、市政一般質問が行われた。質問の中では、コロナ禍の影響や市内経済の現状が取り上げられ、特に市内商工団体との連携の重要性が強調された。商工団体からは、国や県との要望活動について活発な意見交換があり、なかでも新型コロナウイルスの影響を受けた経済支援策が求められている。市では、コロナ対策を含む抜本的な支援策を計画しており、その中には地域の商工業の活性化を図るための施策が含まれている。
また、いちご一会とちぎ国体の開催が近づく中、小山市のアピール活動が多様化している。市は、国体を契機に市内の魅力を全国に発信するため、オリジナル国体観戦ガイドブックを作成し、特産品や地元の魅力を盛り込むことで、観光振興を図る方針である。
さらに、学校の部活動についても質問があり、特に部活動指導員の配置が生徒のモチベーション向上に寄与しているとの報告がなされた。教育委員会は、部活動の健全な運営に向け、引き続き支援を強化する意向を示しており、一方で部活動の新設にも柔軟な対応を行う準備があるとのことである。
また、マイナンバーカードの活用についても議論が活発化しており、今後、市民サービスの向上に向けた取り組みが強化される見通しである。マイナンバーカードを通じた便利な行政手続についての普及活動をさらに進めていくとしていて、自治体のデジタル化が進展することが期待される。
一方で、市内の中学校の部活動環境についての意見には、様々な競技団体から新旧の課題が指摘された。特に柔道部など一部部活動の外部指導員採用は好評で、こうした流れは他のスポーツ分野にも波及しており、専門的な指導を受けられることに対する期待が高まっている。
部活動を通じての地域活性化や教育的な成果が望まれる中、小山の教育施策は今後も発展が見込まれ、地域に貢献する文化づくりに寄与することが期待される。