令和2年第1回小山市議会定例会が3月16日に開催された。議事では、30名の議員が出席し、合計36件の議案が提出され、そのうち議案第23号から第25号、第32号及び第33号が討論を省略し、直ちに採決された。
会議は福田洋一議長により開会の宣告が行われ、その後、初澤正実事務局長が出席議員数や議事日程を報告した。今回の会議の特徴として、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う感染防止策が講じられ、マスク着用が認められたことが挙げられる。
福田議長は、開議の際、現在の状況を鑑み、議員及び執行部はマスクを着用するよう促した。その後、総務常任委員会の橋本守行委員長が委員会の審査概要を報告し、議案第23号から第25号の審査結果について述べた。特に、条例改正に関しての質疑が行われ、執行部からの詳細な説明が続いた。
次に民生常任委員会の森田晃吉委員長が出席し、介護保険及び国民健康保険に関する議案について報告した。福田議長がこれに対する質疑を許可した。質疑では、国民健康保険税収入減少の理由や、今後の対応策について執行部からの回答が求められた。
また、予算審査常任委員会の荒井覚委員長が令和2年度一般会計予算の審査報告を行い、市税の減少などの負担を議員間で論じた。全体を通して、議員からは新型コロナウイルスに対する対策やそれに伴う経済支援についての要望が上がった。
最後に、議案第39号の提案理由説明が行われ、納期限変更に対する質疑が続き、各議案は無事に可決された。定例会の最後には、議長から退職する職員への感謝と今後の健康を祈る挨拶がなされた。
この定例会は、新型コロナウイルスの影響を受けた経済状況に対する対応策が議論され、今後の施策にどのように反映されるか注目されている。