令和3年6月28日、足利市議会は第5回定例会を開会し、様々な議案を議題に取り扱った。
特に議案第46号、令和3年度足利市一般会計補正予算（第2号）が注目を集めた。この補正予算では、民間活力を活用した魅力創出事業などが受けた斎藤昌之議員からの質問に対し、早川尚秀市長が「ハイキングコースの整備など緊急を要する事業が含まれている」と強調した。
さらに、議案第49号の足利市介護保険条例等の改正については、コロナ禍の影響を受けた高齢者を対象に、引き続き介護保険料の減免が行われることが確認された。これに対して、長い議論を経て、原案が可決に至った。
また、松田川ダムふれあい広場条例の改正については、地元の民間事業者への参入促進が期待されることから、賛成と反対の意見が交わされた。鳥井康子議員は「地域の方々への配慮が足りない」として反対意見を述べ、賛成派の酉田智男議員は「新たなサービスが提供されることで地域も活性化する」と述べた。
議会は、最終的に全ての議案を可決し、本定例会は閉会となった。このように、多くの議案が地域にとって重要な意味を持ち、議会内での活発な議論が行われたことは、地域の将来に大きな影響を与える。
引き続き、市長と議会は市民の福祉や地域の活性化に向けて、協力を強めていく考えを示している。議会は、地域課題に対する関心を高め、積極的に市民の声を聞きながら、今後も重要な政策を推進していくことが期待されている。