令和2年6月23日、足利市議会は定例会を開催し、24名の議員全員が出席した。
重要な議題として、地域の税制や医療に関する条例改正が議論された。
議案第25号の足利市税条例等の改正について、杉田光議員(総務企画防災常任委員会委員長)は、新型コロナウイルスの影響を受けた納税者の負担軽減を目的とした改正と説明した。全員の賛同を得て、原案は可決された。
次に、議案第34号の令和2年度足利市一般会計補正予算(第3号)では、5億2,600万円の追加予算が提案され、小中学校におけるタブレット端末の配備やWi-Fi環境の整備が盛り込まれた。質疑では、自宅への持ち帰りに関する懸念も示され、「可能となるよう考えたい」と当局は答弁した。
教育経済建設常任委員会の須田瑞穂議員も議題に加わり、議案第29号の都市公園条例改正について触れ、新たな公園の整備が地域の利用促進につながると強調した。特に、あがた駅南産業団地公園では、健康に特化した利用促進のため、熱中症対策も講じられているとのこと。
議会の最後には、25年の在職期間を経て表彰された酉田智男議員と中山富夫議員が挨拶を行い、市政に対する感謝の意を示した。各議案に対し、討論や意見交換を経て、大半が原案通りの可決となり、効率的な市政運営を目指す姿勢が強調された。
この会議は、市民生活に密接に関連する内容が盛り込まれ、地域の発展に向けた重要な決定がなされた。