令和3年2月19日に足利市議会の臨時会が開催され、議案が審議された。
この会議では、新型コロナウイルス感染症対策を中心とした補正予算が決定され、予算総額は15億4,000万円に及ぶこととなった。
和泉 聡市長は、第2号議案である令和2年度足利市一般会計補正予算に関して、様々な支援策を提案した。
補正予算は、ワクチン接種など市民支援を進めるために必要不可欠だと強調した。
新型コロナウイルスの影響により、今回の補正予算では39事業が含まれており、緊急性と必要性が求められた。特に、自宅療養を余儀なくされた市民に対する日常生活用品の支援も盛り込まれた。
一方で、栗原 収議員は、臨時会の開催理由と補正予算の締切が厳しいことから、議論が不足しているのではないかと疑問を呈した。市長は必要性を認める一方、迅速な対応が求められると述べた。
また、杉田 光議員は、市有施設のトイレの洋式化による感染症対策の効果について質問。市長は感染リスクの軽減を狙い、実施の必要性を説明した。
なお、議会では、議案第3号に関しても審議され、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた場合の欠席に関わる規則の改正が決められた。これにより、議員やその家族が感染した場合、議会への出席を認めないことが明文化された。
最終的に、すべての議案が可決され、令和3年第2回市議会臨時会は終了した。今後も新型コロナウイルス感染症に対する対策を抜かりなく進める必要があると、市長及び議員らは強調した。