令和3年3月12日、足利市議会は定例会を開催し、様々な議案の審議が行われた。
本議会では、コロナウイルスワクチン接種に関する事が大きな焦点となり、「中島真弓議員」がワクチン接種の準備状況と課題について質疑を行った。
彼女は、新型コロナウイルスの感染状況とワクチン接種の必要性を強調した。
具体的には、足利市で予定されているワクチン接種の実施方法、相談窓口の設置について質問し、その対応を求めた。
和泉聡市長は、集団接種の実地演習において見えた課題について述べ、現在市内での接種体制を整えていると回答した。
市は、高齢者や基礎疾患を持つ人々へのワクチン接種計画を立てており、予約のためのクーポン券の発送も進めている。本市では、コールセンターを設置し、ワクチン接種に関する相談体制の充実策を講じている。
さらに、「鳥井康子議員」は、PCR検査の拡大についても質問。
彼女は無症状者に対する検査の必要性を訴え、足利市でも積極的に検査を行うべきと強調した。市は、これまでに税の滞納状況や介護保険制度に関する施策を報告し、コロナ禍での経済支援や教育事業の進捗状況を併せて報告した。
また、教育長は採用事例を挙げながら、市内の教育現場での取り組みを紹介し、子供たちの心に寄り添った教育の重要性を強調した。
一方で、「栗原収議員」は新型コロナウイルス感染症による影響の深刻さや関連予算の必要性を警告し、将来のためにも今後の対策を見直すべきと訴えた。
議員たちは、ワクチン接種や経済対策について活発に意見を交わし、市民が安全で安心して暮らせる施策への充実を図る必要性があると共通認識を持った。その中でも特に、経済活動を支えるための施策や、地域の特性を生かした取り組みが求められた。