令和2年12月10日に開催された足利市議会では、様々な議案が討議された。中でも、予算案や条例改正などがのきなみ取り上げられ、市行政の重要な課題が提起された。
議案第69号では、足利市特別会計条例の改正が議論された。この改正により、現行の特別会計の変更が図られる見込みであり、今後の財政運営に大きく寄与する可能性があると考えられている。
また、令和2年度足利市一般会計補正予算も審議の対象となった。この予算案は、市民生活に寄与する各種事業を推進するため、必要な財源を確保するもので、特に新型コロナウイルスの影響を受けた市民への支援が期待されている。
議案第74号に含まれる老人福祉センター条例の改正案についても、市民の高齢者福祉を守るために必要な改正が進められ、地域住民の生活の質向上に寄与する意義が強調された。
この他、放課後児童クラブや市民プラザの条例改正も重要なテーマとなり、放課後児童クラブについては、利用児童数の増加が見込まれ、厚生的見地からも重要視されている。さらに、子育て支援の観点からも、その充実が求められる。
新型コロナウイルスの影響で、経済的打撃を受けている市民に向けた予算や条例改正の前提となる政策は、一刻も早く执行に移す必要がある。
この日の議論の中では、マスクの配布に関する発言も飛び出した。市長は、配布活動を通じて市民の生活を確保しようとする意欲を示したが、同時に報道に対する反省の意を表明した。
また、子育て支援事業への取り組みとして、子育て世代の包括支援センターの運営が功を奏していることが強調された。地域との連携をさらに進め、子育てしやすい環境の構築を図る方針が打ち出されるとともに、今後の取り組みの必要性が訴えられた。