令和2年3月11日、足利市議会では、様々な議案や質問が取り扱われ、特に災害に関連する討論が目立つ。
この日の議会では、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、地域の防災対策や教育、農業振興について議員から幅広い質問が行われた。
特に、災害対策の重要性が言及され、金子裕美議員は学校給食や地域防災の取組について具体的な質問を立てた。金子氏は、「学校給食の安心安全は市民が強く求めている」とし、地域内での食育や地産地消の推進を要望した。
また、災害時における生活支援の重要性となる観点で、足利市の副市長は、学校給食の管理体制を見直し、今後の食材調達においてより安全性を確保する方針を示した。健康・福祉につながる議題が、多くの意見を集めた。
さらに、事務局長の説明によると、学校給食の方針に関して、地域生産物の活用度を引き上げる取り組みもされています。これに関し、金子氏は再度、食にまつわる教育の強化を提言した。
教育環境の改善の観点からは、教育長が教員の資質向上支援を行う姿勢を表明し、学力向上に寄与する施策を引き続き推進することを約束した。特に、各学校で行われる授業の質を向上させるための研修や支援が重要視されています。
また、災害時の情報伝達や避難行動についても問題提起がされ、金子氏は「迅速な情報発信が被害を軽減する」と訴えました。防災計画の策定及び周知が一層必要だとの意見が一致しました。
農業については、若手農業者の支援策として市独自の施策が導入されることが報じられました。特に、設備投資を支援する制度について、岩原産業観光部長は新規就農者に有利な補助方針を説明し、農業の維持・振興に向けた基盤整備の重要性を強調しました。
最後に、文化財の保存と活用につながる意見が多く寄せられ、各種文化資源のデジタル化の進捗も発表され、さらなる取り組みが期待されています。