令和2年9月、足利市議会定例会が開催され、様々な議案及び質問が行われた。
出席議員24名に加え、和泉聡市長をはじめとする市役所の関係者が出席し、重要な行政課題について議論が交わされた。
特に新型コロナウイルス感染症に関する情報提供や対応の必要性が強調された。渡辺悟議員が質問した際、和泉市長は「市民及び事業所の皆様には感染防止策の徹底に御協力をお願いする」と述べ、市民の安全の確保に全力を尽くす考えを示した。さらに、健康福祉部長の福田優子氏は、陽性者に関する情報の公表についても国の指針に基づき、県により行われると説明した。
議案の中には、補正予算案も含まれ、渡辺悟議員がこの内容について具体的な詳細を求める場面も見受けられた。これに対して和泉市長は、「市の経済回復を念頭に置いた支援策を講じている」と述べ、セクターごとのサポートを続ける意向を記している。
また、避難所の整備や災害時の緊急対応体制についても議論された。市は、消防団及び地区防災会との連携を強化し、訓練を通じて実効的な災害対応力を向上させる必要があると認識していることが示された。特に中橋の架け替え、及びその周辺整備が進行中であり、これを機に中心市街地の再活性化を図る施策が期待される。
さらに、教育長の若井祐平氏は、地域の文化及び教育活動を支える重要な施策として、足利ユースオーケストラや市民団体との連携を強調し、市民活動の継続を図る必要性について触れた。特に新型コロナウイルスの影響を踏まえ、オンラインによる教育支援が充実していく必要があると示唆された。