令和元年11月26日、富士宮市議会の11月定例会が開かれた。
今回の議会では、重い議題として損害賠償の額の決定に関する報告があり、意見交換が行われた。損害賠償は、昨年12月の公用車による事故に関連し、示談が成立した旨が報告された。事故により負傷した相手方に対しての賠償金は、自動車損害賠償責任保険によって済まされるとのことであった。
また、日程の中には、富士宮市田貫湖キヤンプ場施設条例の廃止や、印鑑条例の改正、職員の懲戒に関する条例の一部改正が含まれている。この改正により、印鑑登録証明書がコンビニエンスストアでも取得可能となることが期待されている。加えて、新たに会計年度任用職員制度に関する条例も制定されることとなり、適正な人材の管理が求められる
会期は本日から12月13日までの18日間に決定された。議長の佐野寿夫議員は、議会の円滑な運営と市民の期待に応えるため、一丸となった取り組みを呼びかけた。
特別会計に関しては、富士宮市一般会計や国民健康保険事業、介護保険事業など複数の補正予算が報告され、今後の財政運営の見通しが議論された。特に一般会計の補正は、昨年の決算見込みに基づく人件費の補正や緊急事業に対応するための予算措置が含まれる。次回の議会では、補正の具体的な内容や影響について詳しい質疑が行われる見込みである。
その後、教育委員会の委員任命について採決が行われ、原案通りの同意が得られた。議会は活発に意見を交わしながら、市民の生活に密着した重要な議題に取り組んでいることが伺える。最後に、議会は明日の議案研究のための休会が決議され、その後、再度28日に本会議が開かれることとなった。