令和3年11月22日、熱海市議会の定例会が開かれ、重要な議案が審議された。特に注目されたのは、発議案第7号の感謝状贈呈と、令和3年度一般会計補正予算などである。
最初に、議長の越村修氏が会議を開会。議員の小坂幸枝氏が遅刻の旨を報告した。会期は12月17日までの26日間を設定。発議案第7号では、竹部隆議員と橋本一実議員に感謝状が贈呈され、両議員はそれぞれ感謝の意を表明した。竹部議員は、伊豆山土石流災害の影響を受けた地域の安全を守る決意を述べた。
市長の齊藤栄氏は、伊豆山土石流災害の二次災害防止に向けた取り組みを報告した。災害遭遇者の支援や復興に全力を尽くす必要があると強調した。一般会計補正予算では、災害救助費や市道の補修、さらには観光促進を含む様々な施策が挙げられた。
特に注目されたのは、予算の中に新型コロナウイルス感染症対策として、生活困窮者支援金やワクチン接種に伴う手当を増額する計画が含まれている点だ。市民福祉の向上が期待される中、経済再生に向けた施策も重要視されている。
議案第40号から第44号では、様々な特別会計の補正予算が提案された。特に介護保険事業や健康保険事業の精算に関連する内容は、今後の運営にも大きな影響を与えると見られている。また、令和2年度の決算認定に関する議案が続けて審議され、実質収支は黒字であったものの、厳しい財政状況が継続することが指摘された。
全体を通して、出席した議員は市民の意見を十分に反映し、温かい指導をお願いすることを述べ、意見交換も活発に行われた。熱海市議会は、現在の厳しい状況を踏まえ、今後も市民の安心・安全を守りつつ、発展へと導くための努力を続ける意向を示している。