令和6年3月の伊豆の国市議会では、市長が施政方針を発表し、子育て支援と教育振興を優先する意向を再確認した。
市の子育て支援施策には、産後ケア事業の拡充や乳幼児一時預かりの補助など、多様な支援が盛り込まれている。市長は、これらの取り組みが子育て世帯の声を反映していると強調した。
教育面でも、英語教育の進展が評価され、子供たちが異文化に触れ合う機会を得ているという。市としては、今後も若児童の成長に必要な教育環境の整備に注力する方針を示した。
文化財展示施設の整備も進められており、市民との連携を強化しながら、豊かな歴史資源を伝承していく方針だ。また、各種プログラムを通じ、子供たちに地域の誇りと愛着を育む取り組みを推進する。
一方、道の駅「伊豆のへそ」の運営問題も議論された。駐車場やトイレの管理不足が指摘され、改善策を講じる必要性が認識されている。市は、新年度予算に375万7,000円を計上し、トイレ・駐車場の機能改善に取り組むことを約束した。市が設置者である大仁まごころ市場との関係を見直し、公的役割を果たすべく施設の適正管理を求めていくという意向が表明された。
道の駅が市の公共的役割をはっきり果たすために、市はさらなる連携を強化し、利用者のニーズに応えるための努力を続ける必要がある。また、各施策に対しては市民からのフィードバックを重視し、その声を今後の政策に活かしていく方針も言及された。