令和4年6月29日、熱海市議会は令和4年度定例会を開催した。
会議では、主に予算補正案や教育委員会の委員任命が議題に上がった。
議案第28号の令和4年度熱海市一般会計補正予算(第2号)は、各委員会からの報告に基づき、全会一致で原案通り可決された。
市長の齊藤栄氏は、補正予算に関して "生活バス路線維持に必要不可欠な補助金を計上した "と述べた。この補正予算は、日常生活の利便性を高めることを目的としている。
また、報告第6号についても、熱海市国民健康保険に関する条例の改正に伴う専決処分が認められ、議会に承認を求められた。
新型コロナウイルスの影響による減免措置が続くことから、必要な措置と認めれた。
この日は、教育委員会の委員任命に関する同意第2号および同第3号についても審議され、木田真由美氏と沓間智彦氏の任命案が賛成多数で可決された。これにより、二人は引き続き熱海市の教育行政に貢献することとなる。
さらに、田中節春氏が人権擁護委員候補者として推薦され、議会はその提案を受け入れた。齊藤市長は、同氏の "温厚な人柄と広範な知識 " に期待を寄せ、適任であると確信する旨を語った。
最終的に、発議案第4号 "補聴器購入補助等の改善を求める意見書" が全会一致で可決。難聴者への支援充実が今後の焦点となる中、市議会はその重要性を強調した。
この定例会では、重要な予算の承認、教育委員会委員の任命、人権擁護の強化、そして難聴者への支援拡充など、幅広い問題が提起され、熱海市の将来に向けた重要な一歩が踏み出された。