令和元年11月27日、熱海市議会定例会が開会された。議題には、補正予算や条例改正案が含まれている。
特に注目されるのは、令和元年度熱海市一般会計補正予算(第4号)についてである。市長の齊藤栄氏は、台風15号と19号による影響について説明し、特に台風19号がもたらした断水問題について市民や観光客に謝罪した。サービスの停止は、最大6,900世帯に及び、復旧に向けた支援を自衛隊やボランティアに感謝した。
また、補正予算に含まれる主な項目として、職員手当や防災対策に必要な経費が挙げられた。災害による財政的負担についても触れ、県に対し支援を要望する方針を示した。
議案第66号の熱海市職員の給与に関する条例改正についても重要な議題である。一般職の職員の給料は平均0.1%引き上げられ、議会議員及び特別職の期末手当も増加する。また、給料の引き上げに伴う具体的な数字も示された。
関連する全11件の議案が一括で審議され、その結果は、委員長報告によって全会一致で可決に至った。この結果について、議長の竹部隆氏は「今後のより良い行政運営に繋がる」と述べた。
その他の議案として、初島簡易水道条例の廃止や国民健康保険税条例の改正もあり、市民生活に直接的な影響を及ぼす内容が含まれている。これにより、熱海市の水道事業の効率化が図られる見込みである。