令和3年第3回松江市議会定例会が開催され、各議案と市長の所信が議題として提案された。
会議は午前10時06分に開会し、日程第1で議長が会議録署名議員として、たちばなふみ議員と三島明議員を指名した。
続いて、会期の決定に関する日程第2では、会期が本日から7月13日までの23日間とされ、異議なく決定された。
続く日程第3では松江市選挙管理委員の選挙が行われ、石原憲夫氏、野津照雄氏、松延由子氏、青戸あつ子氏が指名された。
市長が進める選挙管理委員補充員の選挙では、落部厚志氏など4名も指名され、異議なしで承認された。
上定昭仁市長は、議第61号議案から議第76号議案に関する提案説明を行った。
市長は、新型コロナウイルス対策としても特に力を入れ、一日も早くワクチン接種が浸透し、地域経済の回復に努める必要があると強調した。市長は、松江の自然や歴史を活かし、SDGsに基づく地域づくりや人口減少問題に取り組む意思を示した。
市長の所信表明では、「夢を実現できる松江・市民が誇れる松江」の実現に向けて、様々な政策を策定し市民参加を促してまいりたいとの考えが語られた。
具体的な施策として、地域連携の強化や公共交通機関の利便性向上、再生可能エネルギーの普及促進、子育てや福祉に対する支援の充実を掲げている。
市は、特に経済的影響を受けた中小事業者への支援を発表し、法人には一律20万円、個人事業者には10万円の給付を行うことが決定された。
また、修学旅行のキャンセルに対する支援や低所得のひとり親世帯には特別給付金が支給される予定だ。松江の各種施設の利活用や教育環境の整備が提案され、子どもたちの未来を考えた施策が展開される。市民の暮らしを支えるために、精神的な余裕を持つ街づくりの重要性も述べられた。
最後に、次回の日程のことを取り決め、6月22日から6月25日まで休会とすることに異議はなかった。午前11時28分、定例会は散会した。