令和5年第4回松江市議会定例会が開会された。会議は9月5日午前10時に始まった。
会期は、9月5日から10月2日までの28日間として決定された。議長の吉金 隆氏の提案により、議員らから異議は無く、正式に決まった。それに続き、25件の議案と14件の決算案および10件の報告が一括で議題に上がった。
上定 昭仁市長は議案の提案説明を行い、特に災害派遣関連の条例改正が議論の焦点になった。この改正は、他の地方公共団体から派遣された職員への手当てを、新型インフルエンザ関連法や大規模災害復興法に則り見直すものだ。市長は、「この改正は、有事に際してスムーズに対応するために重要です」と強調した。
また、市長は予算案についても説明した。令和5年度の一般会計補正予算には、5億2,558万5,000円が追加され、総額は1,062億2,761万5,000円となる。この中には、新型コロナ対策や物価高騰に対する支援が含まれている。具体的には、農業者に対する収入保険加入支援や交通事業者への燃料費の支援が盛り込まれている。
他には、子ども医療費助成制度を中学生まで拡充することも発表された。市長は「こちらは来年の4月から実施されます」と述べた。これにより、医療費の負担が軽減され、地域の子育て支援につながる意義があるとした。