令和5年第3回松江市議会定例会が6月28日に開催され、様々な議題が取り上げられました。
最初に行われた一般質問では、田中明子議員が旧庁舎解体に伴う議場コンサートの実施を報告し、新庁舎の利活用策を問いました。財政部技監の高見保志氏は、新庁舎見学会を通じ、市民の交流と親しみの拡大を図っていると応じました。
また、田中議員は、まつえ市民大学の収支状況や今後の運営に関する課題についても質問しました。市民部長の小松原紀子氏は、まつえ市民大学の運営改善案を提示し、地域リーダーの育成を進める意向を示しました。
さらに、高齢者支援に関する質問が続き、健康福祉部長の松原正氏は、日常生活支援を拡充するための対策を報告しました。特に、オンライン診療の導入や宅配サービスの拡大の必要性が強調されました。
議案審議では、議第85号から議第87号までの補正予算議案及び業務委託等についての詳細が示され、質疑が行われました。特に、電気代や物価高騰への対応策が求められる中、避難場所の設置及び災害対策の進展についても質問がありました。
また、環境問題への対応では、松江市の新たな取組として水素エネルギーの利活用や、周辺地域との連携強化がされることにも言及されました。市長の上定昭仁氏は、再生可能エネルギー導入の意義を支援しつつも、地域環境への影響について慎重な姿勢を強調しました。
議題の最終部では、松江市における町内会・自治会への加入促進についても取り上げられ、各議員からの質疑が行われました。特に加入率の低下や地域活動への参加呼びかけが議論され、今後の組織活動についても再考する必要があることが確認されました。