令和元年第３回松江市議会定例会が行われた。会議では、松江市が抱えるさまざまな課題に対し、議員が意見を交わした。特に注目を集めたのは、働き方改革に関する議論だった。
三島伸夫議員が「働き方改革」の進展について質問した。彼は日本の労働人口が今後急激に減少すると提起。その中で有効な政策が求められると訴えた。また、松江の民間企業への働き方改革の啓発が重要であると強調した。これに対し、産業経済部長の山根幸二氏は、企業訪問の実績を示し、約340社に対して啓蒙活動を行っていると答えた。
次に、松江城へのアクセス改善についても議論があった。今後、車椅子利用者に対するサポートが重要とされ、観光振興部長の錦織裕司氏が、現在の支援体制と今後の改善策を述べた。
また、水道料金滞納者に対する支援体制についても言及された。上下水道局長の川原良一氏は、滞納者への生活福祉課との連携強化の取り組みについて説明した。特に、給水停止の際には事前に杖いを行う方針が示された。
さらに、松江市の少子化対策が取り上げられ国保料の子どもの均等割についても提言があった。子育て世代への支援策として、実施状況と今後の方針について議論が交わされた。