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松江議会、一般質問で公共交通と松江城保存の重要性を強調

松江市議会は、一般質問を通じて、公共交通の維持や松江城の保存活用が重要であることを強調した。特に市営バスと一畑バスの共同経営が求められる中、地域交通の確保が焦点となった。
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令和6年6月18日、松江市議会は一般質問を実施した。

最初に、野々内誠議員は「松江城の保存活用について」質問を行った。野々内議員は、長野県松本市を視察し、松本城周辺の景観を守るための高度地区や風致地区の制定を紹介した上で、松江城周辺の景観形成について松江市の対応を尋ねた。松江市の石本彰まちづくり部長は、松江城が国の史跡に指定されていることを述べ、歴史公園としての活用も進めていると強調した。さらに、四月に松江市景観審議会において松江城の眺望基準の見直しを諮問したことを報告し、都市計画法に基づく地区計画による規制も行っていることを説明した。

次に、原田守議員は「市営バスと一畑バスの共同経営について」質問した。松江市内でも運転手不足が深刻で、公共交通が減便または廃止される状況にあると指摘した。原田議員は、他都市の取り組みを引き合いに出し、共同経営計画の必要性と意気込みを尋ねた。この質問に対し、石本まちづくり部長は、地域公共交通の維持を目的に効率的な運行の必要性を認識していると答えた。

次に、米田ときこ議員は「被災者支援のためのボランティアセンターの機能」について質問した。松江市ボランティアセンターの役割と、出雲市との比較を行い、さらにボランティア活動の活性化を求めた。松原健康福祉部長は、特設ボランティアセンターについての仕組み、支援活動を報告し、被災地のニーズを把握する必要性を述べた。

また、たちばなふみ議員は「町の活動における交通戦略」について、交通局の施策とその後の影響を尋ねた。須山交通局長は、平日と休日の利用者数を報告し、問題点や改善策についても言及した。特にグリーンスローモビリティの導入や共同利用の実施可能性を探る方針を示した。

さらに、議会では松江市の各種施策についても意見が交わされ、公共交通については市民のニーズに応じた柔軟な業務を求める意見が相次いだ。この中に、男女共同参画や職員の教育なども取り上げられ、松江の未来に向けた具体的な提案が多くなされた。松江市は引き続き、施策の進捗や市の事業に対する注意深い対応を求められた。

議会開催日
議会名令和6年第4回松江市議会定例会
議事録
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