令和5年第4回松江市議会定例会が9月12日、開催された。
この会議では、さまざまな議案が取り上げられたが、中でも水郷祭の実施について注目が集まった。
報告によれば、昨年の水郷祭では過去最多の観客数であった65万人を記録。初めての試みとして、対策とともに社会実験も行われた。
土江観光部長によると、今後のスケジュールとして、収支決算は年内に発表し、その際には来年度の水郷祭の計画について議論される。参加者からは有料観覧席のふるさと納税返礼品化の提案もあり、今後の検討が期待される。
また、高校の遠隔授業に関する施策も発表され、松江市の皆美が丘女子高等学校が校名変更やカリキュラムの改革に取り組んでいることが述べられた。市教育委員会として、地域に根ざした教育活動を通じた「松江への愛着」を育成する方針である。
さらに、健康福祉部長からは生活保護世帯が増加傾向にあり、特に高齢世帯や単身世帯の増加が確認されたことが報告された。
生活保護受給者、その受給率改善に向けた施策が求められている。また、がん検診に関しても、受診率の向上が急務であり、早期発見のための施策が検討されている。
圧巻の報告が続く中、松江市では歴史と文化の重要性も色濃く反映されており、松江藩伝統武術を活かした市民の創意工夫による活動が評価されていることも言及された。
全体として、松江市は地域の特色を生かし、民間活動を公民連携によって支援し、持続可能な地域づくりに向けた取り組みを進めている。