令和2年第2回松江市議会定例会が開催され、重要な議案が審議された。議第130号「和解及び損害賠償の額の決定」と議第131号「令和2年度松江市一般会計補正予算」が主な議題に上がり、補正予算には新型コロナウイルス対策に関する施策が盛り込まれている。
市長の松浦正敬氏は、議第131号について詳細な説明を行った。新型コロナウイルスの影響を受けて、地域事業者を支援するために、プレミアム付飲食券の発行や、市内宿泊施設での市民割引を実施することを提案した。これにより、感染症対策を講じる飲食店などへの支援を強化し、地域の経済活動を促進する意図があると述べた。
その中で、田中肇議員は感染拡大の第2波に備えた施策について質問を行った。第1次、第2次補正に続く第3次の提案において、今後の補正予算の考え方について言及した。市長は、国の動向に注意を払いながら、必要な施策を適切に対応していく考えを示した。市長は、「全体像を描くことは難しいが、必要なものに対応していきたい」と誓った。
議会では質疑が行われ、議第130号に対しては質疑がなく、議第131号に対する質疑が終結した。両議案はそれぞれの常任委員会に付託され、次回の審議を待つこととなった。市民への影響が予想される施策だけに、議員達の議論が注目される。