令和5年第3回松江市議会定例会が6月20日、開会した。
会期は7月13日までの24日間が決定され、議案や報告が一括して審議される。
市長の上定昭仁氏が、本定例会で提案される議案の概要を説明した。議第65号の条例改正案では、松江市職員の失職に関する規定改正が盛り込まれている。また、議第66号では、新型コロナウイルス感染症対策に従事する職員向けの特例が設けられ、改善が図られることが目的となっている。さらに、議第69号では新たな観光財源を検討する委員会の設置が提案されている。
議第67号議案についても質疑が行われ、税賦課徴収条例の改正が話題に上った。総務委員会の森脇勇人委員長は、11台の電動キックボードの登録状況から、通行時の安全性の確保が求められるとの見解を示した。特に、電動キックボードの運転は16歳以上に限定されており、通行ルールの周知が急務とされている。
また、議案の可決結論を得た後、6月21日から23日までの期間の休会が決定された。次回の会議に向け、議員は今後の議論に活かすための準備を進める意向を示している。議会では、市民から寄せられる意見を反映させた施策づくりが重要とし、さらなる議論が期待される。