令和5年第4回松江市議会定例会では、主にスポーツ文化振興とその関連施策が議題に上った。
特に、松江市総合体育館の改修事業について、野々内誠議員が市長に質問し、新B1基準適合のための進捗について真剣に協議された。
市長の上定昭仁氏は、アリーナ使用の年間109日について、これは仮押さえであり、試合日程が確定後にリリースされると指摘した。
「これにより市民のスポーツ利用に影響はない」と答えた市長だが、野々内議員は、松江市総合体育館が市民利用のために維持される必要性を強調した。
また、企業版ふるさと納税を財源として改修事業を進めることで、地域経済の活性化も期待されていると市長は述べた。
次に、陳情や市のスポーツ政策に対する市民の意見が多数寄せられ、それに対する市の対応状況も報告された。
ネーミングライツを使った新たな資金調達の有望性についても議論が交わされた。
森脇勇人議員は、特定法人への職員派遣に関する件でも質問し、松江市が他都市に遅れを取らないようと意気込みを示した。この流れには、地元プロスポーツチームへの支援を果たし、松江の魅力向上につながる方策も含まれている。
このように、今回の定例会はスポーツと文化振興に向けた多様な施策が展開されたが、その中で市民の声をどのように施策に反映させるかが今後の重要な課題として浮上した。