令和2年第4回甲賀市議会定例会が開催され、30件以上の議案件が審議された。
主な議題には、令和元年度の各特別会計歳入歳出決算の認定が含まれ、各議員が熱心な質疑を行った。
特に注目は、議案第78号の令和元年度甲賀市一般会計歳入歳出決算の認定についてである。
この決算では、市債残高が増加している中、公共施設の整備を進めるための合併特例債を活用した実績が強調された。
「代表監査委員の山本哲雄氏が、合併特例債が有利な財源として計画的に活用された」と指摘。
また、市長の岩永裕貴氏は、決算規模が過去最大であることに触れ、「老朽化した教育関連施設の整備が急務であった」と話した。
特に、小中学校の施設整備が進んだことに言及し、合併特例事業債のメリットを最大限に活かした結果だと説明した。
さらに、その他多くの議案が審議され、特に新型コロナウイルスに関する対策が議論された。
新しいPCR検査センターの設置や、障がい者支援事業補助金など、地域の健康管理に関する議案が目立った。
「甲賀病院内に設置するPCRセンターは、医師の輪番制で運営されており、月曜日と水曜日に開設される」との発言があった。
最後に、今後の課題としては、実行される各事業の効果的な運営が求められる点が強調され、市民サービス向上に向けた取り組みが引き続き必要であるとされている。