令和4年度甲賀市議会定例会は、予算案の審議を中心に幅広い議題が討議され、特に甲賀市一般会計予算の内容が注目された。
市長の岩永裕貴氏は、「令和4年度甲賀市一般会計予算は、413億円を計上し、子育て支援や経済対策を柱に据えた」と強調した。
具体的な施策においては、教育現場の長寿命化改良や子育て方法の改善に向けた支援策が含まれ、特に若者対象の政策コンテストの実施が目を引いた。このコンテストでは、若者のアイデアを市政に反映させる取り組みが予定され、若者ンの市への愛着と定住促進が期待されている。
質疑応答では、議員から「予算の見える化を進めるべき」との意見も出ており、当局はその重要性を認識しつつ、透明性の向上に努める姿勢を示した。
教育部長の山本英司氏は、コロナ禍での影響を受け、特にスイミング及び健康増進事業が厳しい状況にあることを報告した。
また、議案第20号として新型コロナウイルスに対する差別や偏見の根絶に関する決議が採択され、議員たちは強い声明を発し、国際社会への連帯を表明した。
全体として、甲賀市はこれからも市民の福祉向上を目指し、様々な施策を展開していく意向を示している。