令和元年6月17日、甲賀市議会の定例会が開催された。議題の中で市長の岩永裕貴氏は、観光振興や災害対策について言及した。
特に目を引いたのは、信楽焼を舞台とするNHKの連続ドラマ「スカーレット」が放映開始になることで、来訪者が増加することに対する期待感である。
市長は「スカーレット」の影響を受けて交通渋滞の増加が予想されることから、事前に対策を準備する姿勢を強調し、特に陶芸の森や駅前のイベント会場では、市民協力を得ながら駐車場の確保を進める意向を示した。
また、交通渋滞についての説明もあり、信楽町勅旨地先交差点や陶芸の森交差点の渋滞が観光シーズンに悪化していることが指摘された。市も当然、これについては即時の改善策を県や警察とともに協議していくと述べた。市民からの意見も汲み取り、より磨かれた観光業を目指すとのことだった。
さらに、ボランティア活動の支援についても言及があり、地域の活動を推進する助成制度の創設が必要であるとの認識を示した。市は市民活動を支えつつ、地域の活力を高めるための支援策を積極的に検討していく。