令和2年12月、甲賀市議会第6回定例会が開かれ、市長の岩永裕貴氏より審議が行われた。
会議では、まず議会録署名議員の指名が行われ、続いて甲賀市教育委員会委員の任命につき同意を求める議案が提出された。市長は信楽町に住む藤田浩二氏を引き続き委員として任命する意向を表明し、その知見と人格に期待を寄せた。
次に、議案第115号が議題となり、甲賀市の公告式条例等の改正が提案された。これは地域市民センターの名称変更に伴うもので、市長は地域の実情に合わせた改正の必要性を訴えた。
また、議案第116号から第118号までの市議会の議員報酬及び職員の給与関連の改正案についても、国の給与改定を反映した内容が説明された。特に、期末手当の支給月数を0.05月引き下げることが提案され、財政状況を踏まえたものであるとされた。
質疑はなく、すべての議案に対して賛成多数で可決が決定された。特に、議案第118号に関して、賛成討論では「経済情勢に配慮した適正な給与改定」と評価された一方で、反対討論も出され、蟻コロナ禍における公務労働者への配慮が不足しているとの声が上がった。