甲賀市議会は令和5年第6回定例会を開催。市長の岩永 裕貴氏はあいさつで、地域の活気や市政の進捗などを紹介した。
特に、議案第92号の「甲賀市多文化共生センター条例の制定」が重点項目として挙げられている。市内には116か国からの4300人以上の外国人市民が住むなど、多様な文化を背景にした共生社会の形成が求められている。岩永市長は「多文化共生センターの設立は、市民間の交流促進と地域の結束の強化につながると」と強調した。
さらに、教育に関する議案の審議も重要な議題となっている。例えば、議案第91号の「教育委員会委員の任命」では、松山 顕子氏の再任について同意が求められている。これにより、引き続き教育政策の推進が期待されている。
また、「甲賀市立幼保連携型認定こども園条例の制定」や「甲賀市福祉医療費助成条例の改正」なども議案として取り上げられ、また全ての世代にとって子育てを支援する施策が強調されていることであるという。
議会はさらに、令和5年度の各種補正予算案を通じて地域医療や教育現場の充実を図る取り組みを進める。市長は、補正予算の編成にあたり「市民の健康を第一に、充実した施策を実現していきたい」と述べた。
この定例会は11月29日から12月22日までの24日間をかけて開催されることが決定しており、多くの議案及び請願が審議される予定である。議会は市民に対して透明性高く議事を進め、政策に参加できる機会を提供することが期待される。