令和2年9月2日に開催された甲賀市議会定例会において、重要な議題が多く提起された。
特に、市長の任期についての質問では、任期満了を迎える市長が今後の方針を説明した。市長は「これまでの施策の成果や地域資源を生かして、地域の活性化に努めていきたい」と発言。市民との対話を重視する方針を強調した。
マイナンバーカードの地域活性化についても話題となった。議員は、カード取得の促進に関する取り組みを確認し、「マイナポイント制度の活用による消費促進が期待される」と指摘。その一方で、マイナンバーカードの普及率向上が重要な課題であるとも指摘した。
コロナ禍の経済対策としては、特例給付金について話し合われた。市民環境部長は、「オンライン申請の課題や申請者へのサポートを強化している」と回答し、引き続き市民の支援に取り組む考えを示した。
公共交通の利便性向上については、バス路線の見直しや駅間の連携強化が求められ、建設部長は「地域自助の交通手段確保が不可欠」との認識を示した。特に、高齢者や交通弱者への配慮が急務であるという意見が多く出た。
再犯防止に向けた取り組みでは、市長が「地域共生社会の実現に向けた支援が重要」と強調し、再犯防止計画の策定と市民への周知活動の必要性を示した。議員からは「地域との連携がカギ」との意見が寄せられ、市としては今後の方向性が問われる。
これらの議題は、甲賀市における市民活動や地域振興の方針を大きく左右する重要な内容が含まれており、今後の取り組みが期待される。