令和3年6月14日、甲賀市議会の第4回定例会が開かれ、多くの重要な議案が議題に上がった。特に「手話言語及び情報・コミュニケーション促進条例」の制定が注目を集めた。これは障がいのある方が地域で暮らしやすくなるための重要な施策として位置付けられている。
出席した議員の中から、17番の山岡光広氏は、この条例の一体型となった背景について質問した。健康福祉部長の樫野ひかる氏は、「地域共生社会の実現に向けて、すべての障がいに対する理解を深めるために必要であった」と説明した。また、パブリックコメントで寄せられた多くの意見に対しても感謝の意を示した。
さらに、条例の施行に向けた具体的な取り組みについても言及され、意識啓発のための教材や講座の導入が期待されている。情報のバリアフリー化を進めるため、市公式LINEを活用した情報発信や、スマホ講座の開催なども検討されているという。
小西喜代次氏も公文書等の管理に関する条例制定について質問した。総務部長の伴孝史氏は、法令に基づき適切な文書管理を行うことが、市民に対する説明責任に繋がると強調した。具体的には、庁内の規定の見直しや、施行期日についても言及された。
議会では、固定資産評価審査委員会条例の改正や、税条例の一部改正についても議論された。これらの改正が市民生活にどのような影響を及ぼすかについても各議員から質問が相次いだ。
本日の議案は、全て厚生文教常任委員会や総務常任委員会に付託される。甲賀市議会の次回会議は、令和3年6月15日午前9時30分に開催される予定であり、今後も引き続き詳細な議論が期待される。