令和3年第7回甲賀市議会定例会が開催された。議会運営や予算について説明が行われ、その重要性が再認識される形となった。
議会では議案の上程がなされ、特に1万円を超える補正予算案などが提出され、市の運営における財政の健全化に向けた議論が行われた。さらに、市長の岩永裕貴氏は、挨拶の中で新型コロナウイルス感染症への対策を強調した。
「ワクチン接種が順調に進んでいる」ことを報告し、接種率が87.3%に達したとして、今後は3回目の追加接種の準備に取り組むと述べた。市民への安全の確保が優先される中、他市と連携し、効果的な対策を模索する姿勢が伺えた。
また、経済対策についても触れ、「新たな経済対策で国からの支援が見込まれる」とし、市内の飲食店や観光業の支援に力を入れる考えを示した。特に、文化活動やイベント再開が徐々に見込まれる中、市民が求める経済の活性化が重要であるとの認識が強調された。
続いて、予算補正案についても大きな関心が寄せられた。今回の補正予算には新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内事業者への支援の他、飲食店や宿泊施設で使えるプレミアム付き商品券の販売が盛り込まれている。
指定管理者の指定に関する議案も審議され、これにより市の重要な施設運営が今後の重要な課題であることが示された。最終的には、新たに指定される管理者が市民のために良い運営を行うことが期待される。また、新しい道路ネットワークの確保に関しても市議会が重要な役割を果たすこととなり、地域の発展に寄与する意義が再確認された。
一般質問も活発に行われ、市民からの疑問や意見が議会に反映される場となった。市場での様々な職種の課題、またその中での市の立ち位置が問われ、議員たちの市民に寄り添った意見が際立った。
最後に、議長の田中喜克氏が次回の予定について述べ、本日の議会が無事終了したことを報告し会期の決定がなされた。この定例会を通じ、甲賀市の今後の展望や課題が再認識され、効果的な方針が求められる。