令和5年11月10日に開催された甲賀市議会臨時会は、議長の辞職や副議長の辞職が重要な議題として扱われた。今回は主に役員改選における審議と、議案の承認が行われた。
臨時会には全ての議員が出席し、議長の谷永兼二議員が辞職願を提出したことが報告された。辞職の理由は、議会内での調整や改革を進める中で、次の段階に進むための必要な措置として捉えられているという。新たに選任された議長、橋本恒典議員は、議会改革や市民参画の重要性を強調し、活動の継続に向けた決意を述べた。
これに伴い、副議長の職についても戎脇浩議員が辞職した。彼は役割を全うする中で議会改革の必要性を認識しており、次期副議長に田中將之議員が選任された。田中議員は、市民の声に耳を傾ける開かれた議会を目指すとの意向を表明した。
また、議案第89号においては甲賀市公平委員会委員の選任が同意され、委員として中睦氏が指定されたことが確認された。これに対する質疑はなく全議員が賛成し、問題なく通過した。
さらに、話し合われた議席変更に関する議題についてはスムーズに展開され、会派構成の見直しに合わせ今後の議会運営が円滑に進むことが期待される。新たに設定された議席についても異議が唱えられることがなく、変更が承認された。
本臨時会は、行政に求められる透明性と市民の信頼を向上させるための重要なステップとして位置づけられ、すべての議題が終了し午後2時58分に閉会した。議会役員変更後の新体制による今後の取り組みに注目が集まっている。