令和5年6月6日、本市の議会において、多様な教育や支援策についての重要な議論がなされた。主な焦点は不登校児童・生徒の支援および金融教育の実施状況です。特に、近年の不登校児童・生徒の増加背景が懸念されている。教育委員会の阿部千鶴子教育部長は、不登校の小学及び中学の生徒はそれぞれ26名と53名に増加しており、その支援が急務だと強調した。
不登校支援に関しては、相談室の利用が進んでいるものの、家族間での支援の必要性が語られた。学年別で見ると、小学校では低学年から高学年まで幅広く不登校が見受けられ、中学校においても特に2年生の数が目立つ。此外、教育支援センターを利用する生徒の人数は限られており、特に今後の支援策や新たな認識を広める重要性が強調された。
続いて、金融教育の状況についての質疑も行われた。市内の小中学校では、年間5〜7時間程度、金融教育が実施されているが、教育時間の枠が限られており、重要な教育課題であると意見が共有された。議員の尾嶋一雄氏は、金融教育がもっとうまく行われるべきだと呼びかけ、授業内容や実施時間のさらなる充実を求めた。
さらに、白岡市の総合運動公園についても言及された。過去5年間の使用状況や年々の利用者数の減少、そして新たな運営方針などが模索されており、今後も市民のニーズを踏まえた管理が求められるという意見が多く寄せられた。市の藤井栄一郎市長は、この公園が市民に愛される場所であり続けるよう努めると述べた。