令和3年9月の白岡市議会では、重要な議題が取り上げられた。特に、新型コロナワクチン接種については、渡辺聡一郎議員が進行状況などを質問し、神田信行健康福祉部長が詳細を回答した。部長によれば、接種は順調に進んでおり、65歳以上の高齢者の接種率は88.1%に達したという。全体の接種人数は25,595人に達し、53.7%の接種率を示す。
接種のスピードを上げるためには、予約の取りやすさが重要であり、電話予約が混雑する中、効果的な工夫がされていることが強調された。特に、在宅療養者への対応や、妊婦への接種など多様なニーズに関しても対応策が講じられている。これに対し、若者世代への接種促進と、情報提供の重要性が再確認された。
次に、白岡駅と新白岡駅に関する要望活動が議題に上がった。渡辺議員は、両駅における利用者の利便性向上について質問をし、相川哲樹総合政策部長が答弁に立った。駅のバリアフリー化や、駅前地区の活性化について言及し、利便性と安全性が求められていることが述べられた。
さらに、大山・菁莪地域活性化プロジェクトについて、相川部長は、地域住民同士の交流を深める取組に成功したことを報告した。今後もこの流れを持続し、地域が一体となるような政策が必要である。
議会では、さらなる施策の進展と住民参画の重要性が強調された。事務局長からの詳細な報告を受け、議員たちは地域の未来に向けた行動計画を再確認した。全体を通して、ワクチン接種の効率化や、地域活性化に向けた意見が活発に交わされたことが印象に残った。