令和3年第2回白岡市議会定例会が開催され、さまざまな議案が議論された。特に、副議長の辞職と新たな副議長選挙が注目を集めた。
出席議員は17名で、副議長の菱沼あゆ美氏が辞職し、代わって大島勉氏が新副議長に選出された。この選挙は円滑に行われ、菱沼氏からは職務を全うした感謝の言葉が述べられた。
また、今定例会で提案された重要な議案の一つは、「白岡市情報公開条例及び白岡市個人情報保護条例の一部を改正する条例」である。総務常任委員会の黒須大一郎委員長は、職員の情報取り扱いについて厳しい規制が設けられていたが、実際の適用事例がなかったと説明した。
議長の江原浩之氏は、質疑の時間を設け、特に質疑がない旨を伝えた。議案は全会一致で可決され、透明性向上に寄与することが期待されている。
さらに、再生可能エネルギーに関する請願にも言及された。この請願は、エネルギー基本計画改定に伴い、再生可能エネルギーの割合を高めるよう国に意見書を提出することを求めるものであったが、少数賛成で不採択となった。議論では2030年までに目標を達成することが現実的かどうかが議論されたが、各委員からは意見が分かれた。市長は、地域からの取り組みを重視すると語り、資源を活用する必要性を強調した。
また、令和3年度白岡市一般会計補正予算(第4号)の提出があり、特に新型コロナウイルス感染症に対する対策として、生活困窮者への支援金支給事業が盛り込まれ、議長はその重要性について強調した。神田健康福祉部長は、生活保護の申請が増加していない実態を指摘し、市民の生活支援を行う重要性を訴えた。
この議会の結果として、白岡市は今後も市民の生活充実に向けた施策を進めていく方針を示した。