令和2年第7回白岡市議会定例会は、2020年12月9日(水曜日)に開かれ、出席議員は18名、議長は江原浩之氏が務めました。
定例会では、議事日程の報告の後、初めに松本栄一議員、中川幸廣議員、遠藤誠議員、中村匡志議員、細井公議員による一般質問が行われました。
特に石原富子議員は、新市長の藤井栄一郎氏に対し、市政運営の基本について質問しました。市長は、「信頼される政治」を掲げ、市民との対話を重視した運営方針を強調しました。藤井市長は、コロナ禍の影響を受けた現状に対しても市民の声を生かし、適切な施策を実行する決意を表明しました。
また、議会運営委員会からの諸報告では、議会運営委員の辞任および後任選任についての報告があり、松本栄一議員と中川幸廣議員が辞任し、渡辺聡一郎議員と黒須大一郎議員が後任に選任されました。
一般質問の中で、藤井市長は今後の白岡市の農業振興策についても言及しました。具体的には、AIを活用した農業の推進や、新たな農業生産法人の誘致などの施策を掲げ、地域経済の活性化を目指すと述べました。しかし、市民からの具体的なロードマップについては示されず、その内容については今後の検討課題に留まっているとの認識が示されました。
一方、淳市民生活部長は公共交通、特に利用者の多いのりあい交通の改善策について、具体的な運行の見直し案を提示し、市民からのフィードバックをもとに改善を進めていく方針を強調しました。
さらに、南小学校の再開や新白岡駅の周辺整備に関しても、地域活性化につながる施策を模索する必要性が語られました。