令和元年第3回白岡市議会定例会が6月26日に開催された。
議題には、特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の改正が含まれていた。加えて、選挙公報の発行時期についても話題に上り、期日前投票の普及に伴って早めることが市の条例で可能かと質疑があった。渡辺聡一郎総務常任委員長は「電子データでの提出を可能にすることで、発行時期が短縮されると考えている」と説明した。発行時期を具体的にどのくらい早くできるかは、今後の選挙動向によるため未定であると強調した。
次に、白岡市税条例等の一部改正が議題に上った。この改正により環境性能割が1%軽減されるが、影響として84万円の減収が見込まれると報告された。また、特別職の職員の報酬改善についても同様に議論が交わされた。
また、令和元年度白岡市一般会計補正予算(第1号)についても検討がなされ、主にAEDや簡易型車椅子などの購入が含まれていることが説明された。具体的には、AEDを約20万円、簡易型車椅子は約5万円とされている。
文教厚生常任委員会は、災害弔慰金に関する条例の改正について具体的な事例がないとの答弁があり、予算に係る質疑があった。近年の自然災害の状況を考えると、改正の意義は大きいとされつつも、実効性の確認が求められた。
さらに、白岡市介護保険条例及び特別会計補正予算も全会一致で可決された。介護保険に関する改正は、制度の柔軟性強化に寄与することが期待されている。
最後に、閉会中の継続調査及び議員派遣についても異議なく了承され、全ての議案が可決されたことが報告された。議会は午前9時50分に閉会した。