令和3年第1回白岡市議会定例会において、議員たちがさまざまな問題についての一般質問を行った。特に市独自のＰＣＲ検査の実施可能性が重要な議題となった。
山﨑巨裕議員は、感染者数の増加やヴァリアント株の拡大に懸念を示し、クラスターリスクが高い施設に対する定期的なＰＣＲ検査の実施を求めた。神田信行健康福祉部長は、保健所の判断による検査対象の拡大に従い職員の定期的なＰＣＲ検査が現実的に困難であることを説明した。
さらに、山﨑議員は、介護福祉施設職員や保育園、学校職員の検査も重要であり、国や県への働きかけを進めてもらいたいと訴えた。これに対して部長は、現在の状況を考慮し、感染拡大を未然に防ぐための検査方針は応じられる限りの範囲で実施されるものの、国家レベルでの検査能力の限界にも言及した。
また、広報しらおかの配布体制についても議論が行われ、山﨑議員は配布漏れのケースを示し、全世帯への情報配信の重要性を強調した。現在の配布では未配布世帯が一定数存在しており、政府の助成金をスムーズに届けるためにも全世帯への確実な配布が求められる。
会議終了時には、議員たちが国や県への要望や施策への情報周知の必要性を再確認し、引き続き市民が安心して暮らせるための施策を進めることを誓った。これまでの議論を踏まえ、市議会は今後も市民の声を重視した施策の実現に取り組むことを表明した。