白岡市議会の令和3年第3回定例会では、さまざまな重要な問題が議論された。特に、2040年問題、補聴器助成制度、南小学校周辺の整備、青色防犯パトロール、公式ホームページの改善、さらには市民のボランティア活動に関する質問が中心となった。
中でも2040年問題については、現在直面している高齢化社会に加えて、さらに加速する少子高齢化に対する備えが求められている。石原富子議員は、「2040年問題」を強調し、高齢者人口の急増に伴う社会保障費の増大や労働力不足が大きな課題になると述べた。神田信行健康福祉部長は、高齢化率が27.8%から32.6%に達する見込みで、要介護認定者の増加が予測されることなどを説明。その上で、「地域で支え合う体制づくりが重要」と強調した。
次に、補聴器助成制度について、関口昌男議員が現状の支給実績を挙げ、今後の制度の必要性を訴えた。近年の生活スタイルの変化や志向の多様化に伴い、補聴器の重要性は増している。神田部長は、補聴器助成制度の拡充が求められており、国の研究結果を注視する必要があると述べた。
南小学校周辺の整備に関する問題も取り上げられた。特に市道6189号線と6190号線の整備要望について、現在の舗装状況や交通安全対策が求められている。岡安秀夫都市整備部長は、道の整備についての現状と今後の計画に言及し、歩行者の安全確保を優先する考えを示した。
さらに、青色防犯パトロールについては、活動の詳細と市民参加の重要性が強調された。市として、広報紙やSNSを通じた情報提供を強化し、ボランティア活動の振興へ積極的に取り組む考えが示された。
白岡市の公式ホームページについては、情報の掲載日や更新日を表示する必要性について議論され、その改善が求められた。市民がアクセスしやすい情報提供は、今後の課題とされている。これらの議論を通じて、白岡市が市民の皆さまに寄り添う姿勢を持ち続けることが強調された。