令和5年第4回白岡市議会定例会が9月5日に開催され、多くの議員が一般質問を通じて地域課題について意見を述べた。
まず、石渡征浩議員が"しらおか味彩センターの活性化"について取り上げ、経過報告や現在の経営状態について質問した。センターの経常利益は1,125万円で、売上高経常利益率は4.6%を維持している。しかし、過去7年間で売上は約69%減少しており、顧客支持の維持を訴えた。彼は、適正な役員報酬を支払い、経営の戦略化が必要と強調した。
次に、令和6年度の一般会計予算編成方針についても質問が行われた。議員は既存事業への予算シーリングの必要性を示し、重点項目に向けた財源の振り向けを提案した。白田経営企画部長は、歳入の見通しを慎重に考慮する必要があると述べつつ、市税収入の回復と交付税に対する見通しの不透明感を指摘した。
続いて、"側溝の蓋がけ予算の強化"についても質問が挙げられたが、過去の未対応案件がまだ残っている状況が明らかになった。石渡議員は、限られた財源の中での有効的な予算配分を求め、地域要望にしっかりと応える姿勢が必要だと述べた。
"公共施設統合再編実施計画"においては、黒須大一郎議員が進捗状況や引き続きの方針について質問。施設運営と市民ニーズの一致が重要であると強調し、早急な協議と計画策定を求めた。市長は予定どおりのスピード感で進めたい意向を示した。
最後に、"消防団と自主防災組織の関わり"について議論が交わされた。嶋田友一郎議員は、火災をはじめ地震・風水害に対する訓練や連携の強化を求め、消防団の社会的役割を再確認。
議会はいずれも地域への積極的なアプローチを求める内容となり、市民の声を反映した施策展開エリが期待される。
特に、消防団の役割に関する指摘は、今後の防災体制において特に重要な位置づけとなるだろう。