白岡市は、令和5年第4回定例会において、複数の重要議案を審議し、全会一致で可決した。特に「白岡市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例」が採決され、災害派遣手当の支給に関する規定が見直された。
議案第55号の内容について、加藤一生総務常任委員長は、「担当課からの補足説明を受け、質疑の結果、発言はなかった」と述べた。続いて討論を経て、原案のとおり可決される運びとなった。
議案第60号である「令和5年度白岡市一般会計補正予算」では、市民から寄せられた質疑に対し、市民課職員は「証明書のコンビニ交付を開始してから発行件数は減少している」という現状を報告した。地域振興課に関しては、居場所づくりの推進を求める声があり、担当者は「集会所の活用方法を今後検討する」と述べた。
議案第56号の「白岡市学童保育所条例」改正も重要な議題として取り上げられた。待機児童数が現在29名であることが説明され、増築計画に伴い、定員が弾力化運用により増加することが決定された。これにより、一時的に待機児童数の解消に繋がるとの期待が寄せられている。
このような中、市内の商店街の現状や課題も議題として提起された。商業の活性化を図るため、地域振興や商業政策の強化が求められている。加藤委員は「居場所の創出や高齢者支援事業の計画に注力すべき」と指摘した。
さらに、議案第74号の「白岡宮代線整備工事」についても議論がなされた。市長は、工事が早期に進められるようにする必要性を訴え、多くの支持を受けて可決された。
これら議案を通じて、市議会は市民生活の質向上を目指す方針を再確認し、各種施策の推進に努める姿勢を強調した。今後の施策実現に向けて、さらなる市民の理解と協力が得られることを期待したい。