令和2年第4回白岡市議会定例会が8月31日に開催され、議員たちは各種テーマについて議論した。
主に発言が目立ったのは、新型コロナウイルスを踏まえた避難所の運営に関する問題だった。石原富子議員は、「県の改正に基づき、白岡市の避難所運営計画がどのように変更されるのか」と質問した。これに対して、上ノ原彰宏総合政策部長は、避難所の密を避けるため、スペースを確保することや、発熱などの症状を持つ避難者のための専用スペースを設けることを強調した。
さらに、実際の避難所運営での課題についても語られ、石原議員は「平常時に行われる訓練や準備が、実際の災害時にどれだけ活かされるのか」と疑問を呈した。上ノ原部長は、避難所での健康状態確認や感染防止対策を含む運営マニュアルの見直しを、ご理解をお願いした。
また、高齢者に関する議論も展開されていた。午前の方が発言として注目されたのは、コロナ禍において高齢者の介護申請が減少する現状だ。神田信行健康福祉部長は、介護施設の状況について説明した。また、「孤立した高齢者への支援策が必要ではないか」との指摘があった。
市内の放置自転車問題については、菱沼あゆ美議員が言及し、撤去や管理体制の見直しなどを求めた。現状、週2回の取り組みが行われているが、効率的な管理運営が重要であると指摘した。市の撤去台数は減少していることから、さらに縮小が検討される可能性も浮上した。
最後に、医療の質を向上させるために、西宮市の被災者支援システムの導入について提案があった。市の医療水準向上に寄与するもので、今後の調査研究に期待が寄せられている。